UN Relation
人から人へ繋がるリレー形式のインタビュー。
ここではデザイナーやバイヤー、クリエーター、ショップスタッフ等から繋がり、インタビュイーのルーツやバックグラウンド等を紹介。

UN Relation vol.0034 林 飛鳥

  2013.05.21 update

 NEON SIGN デザイナー 林 飛鳥

・現在に至るまでの経緯

文化服装学院卒業
LoungeLizard企画部入社
09年NEON SIGN設立。

 

・NEON SIGNの名前の由来、コンセプトについて教えてください

アメリカのバンドTELEVISIONが好きで、その前身にあたるTHE NEON BOYSからNEONを抜粋してNEON SIGNにしました。

意味合いとしてはTELEVISIONみたいな影のパンクロックスターの様な存在になりたいなっていう思いがあって、
ブランドを始めた当時、まだまだ若く粗削りな自分には前身のバンドNeon Boysが丁度良かったからです。

ロゴはネオン管をモチーフに大文字と小文字で構成しており、
混沌と相反したデザインバランスを自身として表現しています。

 

・2013 s/s テーマ"Crash Classic Clan" 2013 a/w テーマ"nature flavor"について教えてください

2013 s/s テーマ"Crash Classic Clan"


2013SS "Crash Classic Clan"は
Crash(壊)Crassic(古典主義)Clan(一族)をテーマに製作しました。
ドレスウェアとタウンウェア(ワーク&ミリタリー)をドッキングさせたスタイルを軸に壊れたクラシックスタイルを提案しました。
各アイテムにドレススタイルの要素を合わせることで本来のクラシックスタイルの概念を壊したスタイルとして提案させて頂きました。

2013 a/w テーマ"nature flavor"


2013AW "nature flavor"は風情(flavor)あるモノ造りという意味合いを込めてネーミングしました。
キーワードは登山・放浪・正装の三つです。
ここでいうところの風情とは、品格や自然の味わいです。
色や素材はアースカラーを意識して自然のものを活かし、
ドレススタイルを軸にアウトドアアイテムのディテールをドッキングさせたスタイルとして提案させて頂きました。

 

・デザインをする上でインスピレーションを受ける事や物はありますか?

その時々で違いますが基本的には古着からデザインを広げていくことが多いです。
古着は必要な条件が満たされている時代に合った完璧なデザインもあれば、
欠点が多い粗削りなデザインもあるので観ていて単純におもしろいです。
温故知新、古きをたずねて新しきを知ることでより完成度の高いデザインを探究しています。
デザインという言葉の意味は、モノをより良くすることだと捉えています。
例えばタバコのパッケージのカタチには無駄がないしデザインとして完成されていてそれ以上良くはならないほどに完成度の高いものだと思います。
そういう意味では古くなっても古くならないモノ・コト造りを目指しています。
音楽でいったらTHE CLASHとか。
大好きだけどピストルズみたいにはなりたくないですね。


・現在までで手掛けた作品や出来事で印象に残っているものはありますか?

特にありませんが、強いて言えばNEON SIGNをスタートさせたことで僕の日常着(リメイクした古着)をいくつか製品化できたことです。

 

・今現在、注目している事

坂口恭平

 

・今後予定している活動

実験の場としてECサイト"LaboratoryStore"をオフィシャルサイトに併設予定です。
主にヴィンテージ品のリメイク等を販売予定です。

 

・自身のルーツや、バックグラウンドとなった物はなんですか?

忌野清志郎

 

・自身にとってなくてはならないことはなんですか?

ブランドコンセプトでもある"mild & lab"
ヒト、コト、モノに対し素直であること。
"衣"に対し常に研究者でいること。

 

・USEDのリメイク等はいつ頃から始めたのですか?

リメイクのスタートで言えばたぶん小学生くらいです。
友達の母親がリーバイスとかラングラーのデニムをいい感じに履いてたのを観たのがきっかけで、リーバイスのデニムを自転車で引き擦ったりペンキかけたりしてた記憶があります。

中学生の頃くらいはパンクとかに興味を持ち出した頃でランシドのティムみたいな革ジャンに憧れて学ランを革ジャン感覚でリメイクしていました。
ポスカで袖口とか衿まわりとか縁取りしたりバッジ付けたりみたいな感じです。

自分の古着を製品化して思い入れが強いのはクラッシュデニムですね。
実は自分が10年くらい履き潰したデニムがモデルになってるんです。
当時は本当にお金がなかったしDIY精神も強かったりで自然と出来上がりました。
自身の環境や精神が創り上げたデニムなんでお客様にもそれが伝われば良いなって思います。
商品開発は、オリジナルの再現性をより高めるために加工用に生地を作ったり、加工レシピを作ったりと、
工場さんと試行錯誤していたら商品化までに約1年くらいかかりましたね。
いまではシルエットもスリム・ワイド・ジョッパーズと3種類となっています。
色々な方に足を通して頂きたい逸品です。

 

・NEON SIGN デザイナーとしての自身を言葉で表現するとどのような人物ですか?

自身を言葉で表現するとすれば"衣外科医"です。

 

・デザイナーとして最も大事な事はなんですか?

何事に対しても素直でいる事ですね。
僕の大好きなロックスターや他分野での異端児はヒト、コト、モノに対して素直すぎて世間からずれてしまっている様に観えるのかな。っていう印象があるので、
何事にも素直でいることが良い曲がり道に1番近いかなって思ってます。
あとは重きをおいているのは"衣"に対し常に研究者で在ること。
"mild & lab"この二つが重要かなって思います。

 

・紹介者の 吉田 拓氏 について

戦国時代の戦術家っていうイメージですね。
武将に置き換えるなら徳川家康のブレーンの本田正信みたいな感じです。
自分が1番前に立たないところが好きで色々と相談させてもらってます。

 

・次回紹介する人と、その人について

PHINGERIN デザイナー 小林資幸

ブランドのディレクション能力の高さにいつも関心して観ています。
自分では考えられないデザインのおもしろさを持っているのですごく気になる存在ですね。
お互いがブランドをスタートさせた頃に話してたらコバちゃんが「お洒落はシャレだ」なんて
笑いながら話していたのが印象に残っていて、それが造るものに上手く体現されているので
PHINGERINのコレクションは毎回楽しみにしてます。

 

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 NEON SIGN デザイナー 林 飛鳥

1985年生まれ。

文化服装学院アパレル総合科卒業を卒業後
株式会社Odds(LoungeLizard)企画部へ入社
09年NEON SIGNを設立


http://ne-on-sign.com

 

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