UN Relation
人から人へ繋がるリレー形式のインタビュー。
ここではデザイナーやバイヤー、クリエーター、ショップスタッフ等から繋がり、インタビュイーのルーツやバックグラウンド等を紹介。

UN Relation vol.0033 吉田 拓

  2013.03.22 update

 O  ディレクター 吉田 拓

・現在に至るまでの経緯

華服飾専門学校ファッションビジネス科を卒業後、東京都内のUSEDショップにて勤務。
USEDショップを退職後、ドメスティックブランドにて勤務。
2012年4月に代官山にて"O"をオープン。

 

・古着を扱う立場からドメスティックブランドショップへ、またご自身のショップ "O" の出店、それぞれの経緯はどういった形だったのですか?

高校生の頃から自分のお店を持つ事が目標だったので、色々と経験をしたかった事が第一です。
USEDショップ、ブランドショップの経緯があるのは単純にどちらも好きだったからです。(どちらかに傾向していた時期もありますが)
古着は基から形ある物に価値を付ける服、ブランド(メーカー)は価値を目標に製造する服。
お店に並ぶまでは価値付加のベクトルが違う服ですが、お店に並べば同じ服で、各々の良さ、格好良さがあります。

古着は服の歴史だと思いますし、回帰的に見てもとても切り離せないもの。
個人的にもとても好きなので、今も多少取り扱いはあるのですが今後もっと展開して行きたいと考えています。

 

・"O"の名前の由来、ショップコンセプト等について教えてください。

有って無い様な自然な事。
自分の中の信念、経営理念の様なものでとても大事にしている事です。
全ては書ききれませんが、"O"という文字や図形は、誰にでもとても身近にある形、
誰にでも必要な酸素の元素記号、座標上の原点、円の中心など様々な意味を含めてます。
原点を忘れず、多くの方の身近にあり、必要とされる「事」を目標にしています。

お店の「O」は「空間」、オリジナルブランドの「O」は「物」です。

たまに名前を「マル」や「ゼロ」と言われる事もあるのですが、どちらの意味もあるので
"O"を見た方がどう呼ぶか、どう思うかはその人の自由だと思ってます。

「石巻工房」の取扱いは、東北の震災復興のプロダクトモデルでも、
デザインも含めた社会的な取り組みがとても素晴らしいと感じました。
初めて「石巻工房」を知ったのはインターネットのニュースだったのですが、直ぐにコンタクトを取り、
実際に工房も拝見したかったので石巻市にも伺わせて頂きました。
5月のコラボレーション企画も楽しみにしています。

僕はまだまだ無知で見識も狭いので、こういった素晴らしい活動やプロダクトと接していきたいと考えています。

2013 S/Sから取扱いがスタートした"Pied Piper REBIRTHPROJECT"も、
社会的な洋服への落とし込みがとても勉強になり、尊敬しており、応援させて頂いているブランドの一つです。


・現在までで手掛けた作品や出来事で印象に残っているものはありますか?

感性や活動を通してそれまで関わりの無かった人と共感出来る度、とても嬉しく印象に残っています。

 

・今現在、注目している事

恒久的ですが、ミクロからマクロの世界のバランス。

 

・今後予定している活動

"O"とはまた別の活動で、今年の5月にクリエイターとインダストリーを繋いでいく活動を計画しています。
初回の5月は現在関わりのあるブランドやクリエイターの方と、"O"でもゆかりのある
「石巻工房」のスツールのコラボレーションの企画を行う予定です。
単発でなく、永続的な活動を目標に、所謂ファッションの持つエネルギーをファッション以外の
世界に循環していったら何か面白い事が起こると思っています。
人は多い方が助かるので、手伝ってくれる方も絶賛募集中です。

 

・オープンし、4月で1周年を迎えられますが当初と変化等はありますか?

ほぼ全ての事が日々変化していますし、これからも変化していきます。

 

・"O book"について

Oで初めての試みだったイメージブックだったのですが、スタイリストには服部昌孝、島田辰哉の2名に依頼しました。
服部昌孝のエネルギーの強いスタイリング、島田辰哉の繊細なスタイリングは全く持って違うタイプですが、
あくまで一辺に固定したイメージの無い形にしたかったので荒削りですが面白い形になったと思います。

僕は今回がスタイリストと共に何かを形にするという事は初めてだったので、今まで知らなかった世界に触れる事が出来、とても刺激的でした。
何も出来ない者なので、実際撮影の際に出来た事は背景布を支えたり、遮光布を持つくらいでしたが。笑

2013 S/Sは都合上作成出来ませんでしたが、今後も継続的な製作を予定しております。

 

・ご自身がお持ちのファッションに対する持論等はありますか?

衣服以上でも以下でも非ず

 

・ショップを運営するにあたって一番大事にしていることはなんですか?

お店に足を運んでくれる方に喜んで貰える空間である事。

 

・自身のルーツや、バックグラウンドとなった物はなんですか?

地元福島の先輩方です。

 

・紹介者の 服部 昌孝氏 について

自分の世界観を持っていて、大胆さと繊細さも持っている人だと思います。
時勢か、繊細に気を使う人は多いですが、自分らしさを出せる大胆な人は良くも悪くも魅力的で面白いです。
彼が今後どういったスタイリングや世界観を造っていくのか、いつも楽しみにしています。

 

・次回紹介する人と、その人について

neon sign Deisgner 林 飛鳥

服造りに対してとても真面目で自分の感性にとても正直な人。
我が儘で真っ直ぐなエネルギーのあるデザイナーです。

 

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 O  ディレクター , 代表 吉田 拓

1983年生まれ。福島県いわき市出身。

2004年華服飾専門学校 ファッションビジネス科卒業。

卒業後、都内USEDショップ、ドメスティックブランド「Or glory」の経験を経て
2012年4月に渋谷区代官山にてセレクトショップ「O」(オー)をオープン。


http://moc-o.com/

 

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